
「未来整体研究会」代表理事&柔道整復師の倉です。
からだを整えるためのアドバイスを年代別にご紹介。
第2回目は、園児(4〜6歳)編です。
4~6 歳(園児)には、いろんな動きをさせよう
4歳頃になると保育園や幼稚園に通うようになり、屋外で遊ぶ機会も増えますよね。
道具を使って遊んだり、大人のマネをしたりなど、子どもにとっては身の回りにあるもの全てが遊びになります。

この時期は、全身が急速に発達している途中。
骨や関節が未熟なため注意も必要ですが、
いろんな動き(遊び)をさせてあげることがバランスの良いからだづくりに大切です。
4〜6歳は、筋肉・骨格・神経などが急速に成長する途中

公園などでたくさん遊ばせよう

公園には、子どもの発育を促す環境がたくさん。
ケガに注意しながら、次のような動きをさせてあげてください。
- デコボコしたところを走る
- 木や遊具に登る
- 縄などを渡る
- 鉄棒や雲梯にぶら下がる

親子でエクササイズする

自宅でからだを動かすには、下記動画のように親子で行うエクササイズもおすすめです。
お父さんやお母さんと一緒にできる遊びは、喜んで参加してくれますよ。
お互いに向き合って手を合わせてつなぎます。
子どもは、中腰になっている大人のももからおなかにかけて足で上って後方に回ります。
回るときは、つないだ手の位置を低くしましょう。
https://www.sakigake.jp/news/article/20211020AK0033/
※注意:必ず子どもに手を握ってもらうこと。親が子どもの腕を強く引っ張ると、ひじが外れて脱臼する可能性があります
裸足で1日1時間過ごそう

足は”第二の心臓”とも言われるほど、重要な役割を果たします。
1日1時間程度を裸足で歩かせると、足裏を直接刺激できます。
足裏の刺激は、骨格や筋肉の形成だけでなく、一生の健康状態にも良い影響をもたらします。

子どものアライメントにとって大事なことは?

4〜6歳の子どものアライメントを整えるために大切なポイントを3つお話しします。
①「正しい姿勢」のため、まずは大人が姿勢を正す
4〜6歳は、自我が育って強まっている時期。
子どもに「姿勢が悪い!」と注意しても、本人の意思がないと姿勢を正すことは困難です。
子どもに正しい姿勢を教えるポイントは、大人が正しい姿勢を生活の中で見せること。
なぜなら、子どもは大人の真似をするから。

まずは食事の時間だけでも、綺麗な姿勢を意識してみましょう。

②「正しい靴選び」をする
毎日靴を履いて遊びまわる4〜6歳の時期には、「正しい靴選び」がとても大切。
足に合っていない靴を履き続けた園児はその後、O脚になる傾向があります。

靴を選ぶときは、次の点に気をつけて選んであげてください。
4〜6歳の靴を選ぶポイント
- サイズ(指先に1cm程度の余裕があるように)
- 靴底に硬さがしっかりあるか
- 靴底の曲がる位置は自然か
- かかとの支えがしっかりしているか

靴選びの大切さは、こちらの記事でお話ししています。園児にも共通することが多いので、ぜひ参考にしてください。
③高いところからジャンプをしない
4〜6歳の時期はいろんな動き(遊び)をさせると良いですが、子どもが自分で危険を判断することは難しいことも。
子どもは、5歳までにおよそ2,000回転ぶと言われています。
そしてそのうちの1割(約200回)は、大きく転んでしまうことで骨盤に強い衝撃が加わると言われています。

4〜6歳は骨や関節の発育が未熟なため、特に高い場所からジャンプしないよう気をつけてあげてください。
