- 朝どうしても起きられない
- 寝ても疲れがとれず、原因がわからない
- 何をするにもやる気が出ない
このような症状に悩んでいる人の体調不良の原因が、実は「副腎疲労」だったというケースを耳にします。
副腎疲労は自覚しにくく、ツラい症状に悩まされ続けるうちにうつ状態になってしまう人も。
この記事では、慢性疲労や副腎疲労を改善したい人が避けるべきNG習慣をご紹介します。
教えてくれたのは…
- 「幹整体院」「きのて整体院」「きっと整体院」代表
- 日本あしづかみ協会 代表
- 柔道整復師
副腎疲労とは
副腎は、腎臓の上に位置する小さな臓器。
人間が生きるために必要なホルモンを分泌しています。
副腎は血圧、血糖、水分・塩分量などの体内環境を常にちょうど良い一定の状態に保つためのホルモンをつくっています。
これらのホルモンは生命の維持に不可欠ですが、多すぎても少なすぎてもいけません。
東京女子医科大学
副腎疲労(読み方:ふくじんひろう)とは、副腎が疲弊することでホルモンの分泌が悪くなってストレスに対処できなくなり、慢性疲労・うつなどを発症する症状です。
副腎が疲弊する原因は、ストレスと言われています。
副腎疲労の原因となるストレス
- 精神的ストレス
- 仕事・家庭・人間関係のトラブル、別離など
- 環境的ストレス
- 気温(寒さや暑さ)、気圧、騒音、照明、電磁波、放射線、低周波、ほこりなど
- 化学的ストレス
- 食品添加物、お酒、タバコ、化学合成物質、空気汚染、薬、アレルギーなど
- 生物的・肉体的ストレス
- 炎症、感染、病気、栄養不足、睡眠不足、運動不足
こんな人は、副腎疲労かも?
- 朝起きられない
- しっかり寝ても疲れが取れない
- 常にだるさがあり、日常生活に支障がある
- 何をするにも気力が出ない、楽しめない
- うつと診断された
「どうしていつもこんなに疲れているんだろう…」と悩んでいる人は、
副腎疲労の可能性があるかもしれませんね。
そうなんです。不調を感じていても副腎疲労と気付かずにいる人は多いかもしれません。
「もしかしたら自分は副腎疲労かも…」と思う人は、一度専門機関で診てもらいましょう。
副腎疲労を放置すると、さらなる不調や病気を発症してしまうこともあるので注意が必要です。
副腎疲労を放置すると…
- 慢性疲労症候群
- うつ
- 不眠症
- アレルギー疾患
- メタボリック症候群
- 不妊症
- 更年期障害
副腎疲労の改善を遅らせてしまうNG習慣 6選
副腎疲労の主な原因はストレスですので、
ストレスとなっている習慣や行動を改めることで、改善を早められます。
【NG1】過食、NGフードのとり過ぎ
対策:食事の量や内容を、健康的なものに見直しましょう。
【NG2】寝不足
対策:1日7時間の睡眠が最適と言われています。睡眠量はもちろん、ぐっすり眠れる良質な睡眠環境も整えましょう。
【NG3】仕事や家庭のイライラ
対策:イライラの原因を避けられない場合は、
- ときどき自然へ出かける(山・森・海)
- 1日に何度も深呼吸をする
ことを心がけて、ストレスを緩和させましょう。
【NG4】冷え
対策:湯たんぽの活用がおすすめです。24時間いつでもからだを温めましょう。
【NG 5】炎症
肉体的ストレスの軽減に取り組むことが、副腎疲労改善にもつながる可能性があります。
【NG 6】姿勢不良
からだがゆがむと、内臓は本来あるべき位置からズレたり変形したりし、元々の機能を十分に発揮できません。
そのため、からだのゆがみはホルモン分泌にも影響を与えます。
対策:整体院でアライメント(骨・筋肉・関節・神経・血管・内臓などの並び具合)を整えましょう。
姿勢のゆがみは副腎疲労だけでなく、全ての不調の根本的原因です。