人間のからだは、ストレスや生活習慣が原因で自律神経(交感神経と副交感神経)の働きが乱れると、様々な不調を生じます。
(自律神経失調症:じりつしんけいしっちょうしょう)。
- 「病院へ行くほどでもない」
- 「原因はよくわからないけど、なぜかずっと調子が悪い」
という方は、自律神経の乱れが不調の原因かもしれません。
この記事では、自律神経の乱れによる様々な不調を改善したい方のために 自分でできることをご紹介します。
教えてくれたのは…
- 「幹整体院」「きのて整体院」「きっと整体院」代表
- 日本あしづかみ協会 代表
- 柔道整復師
自律神経の乱れで起こる様々な症状
自律神経が乱れると、どのような症状が出ますか?
人によって異なりますが、次のような症状が代表的です。
自律神経の乱れによる症状例
- 全身のだるさ、疲労感
- 多汗
- 頭痛、頭が重い
- めまい
- イライラ
- パニック障害、うつ状態
- 睡眠障害
- 耳鳴り
- 肩こり
- 動悸がする、不整脈
- 血圧異常、血糖異常
- 食欲低下
- 吐き気、嘔吐
- 腹痛、腹部緊張感
- 便秘、下痢、腹痛
- 関節痛
- 手足のしびれ、冷え
- 性欲減退
- 生理不順
- 排尿困難、頻尿、尿失禁
- 胸部圧迫感、呼吸困難感
- ドライアイ、まぶたの痙攣
- 口が乾く、味覚障害、のどの異物感
自律神経の乱れによる不調を改善するには
自律神経が乱れることで、様々な不調が出るのですね。
これらの症状を改善するには、どうしたらよいのでしょう?
改善するためには、副交感神経を優位にすることがおすすめです。
「副交感神経」チェック
あなたの副交感神経は優位に働いているでしょうか?
自律神経不調の改善方法を知る前に、まずはチェックしてみましょう。
次の5つの質問に、いくつ「YES」と答えられますか?
- からだはいつも温かいと感じますか? YES /NO
- 1日7時間の睡眠がとれていますか? YES /NO
- ときどき、深呼吸を意識していますか? YES /NO
- ときどき、自然の中で過ごしていますか? YES /NO
- ときどき、昼間の日光に当たっていますか? YES /NO
ひとつでも「NO」がある人は、
交感神経が優位で、副交感神経が優位ではない可能性があります。
「副交感神経」を優位にするためのポイント
副交感神経を優位にするには、上記のチェックで「NO」と答えた項目が「YES」になるように改善しましょう。
また、副交感神経を優位にするためのポイントは2つ。
「からだを温めること」
「呼吸を整えること」
です。
からだを温める
副交感神経を優位にして様々な不調を改善するには、24時間全身を温かい状態に保ちましょう。
呼吸を整える
深呼吸
副交感神経を優位にして様々な不調を改善するために、1日に何度も深呼吸を。
最初に思いっきり吐くことがポイントです。
海で波の音を聴く
波の音は、1分間に18回。
人間がリラックスしているときの呼吸回数と同じであるため、波の音を聴くと呼吸のリズムが整います。
山や森へ出かける
山や森も、呼吸を整えるのにおすすめです。
ときどき自然の中で新鮮な空気を取り入れましょう。