立ち上がるときにめまいや立ちくらみ、時には失神を引き起こし、朝なかなか起きられないなどの不調を繰り返す「起立性調節障害」。
自律神経の働きが悪いことで起こり、思春期から大人まで悩んでいる方が多いようです。
この記事では、自律神経の働きを整え、起立性調節障害の症状をやわらげるセルフケアをご紹介します。
今すぐできることからはじめて、ツラい不調を緩和していきましょう。
参考記事
起立性調節障害の主な原因は、自律神経の不調です
教えてくれたのは…
- 「幹整体院」「きのて整体院」「きっと整体院」代表
- 日本あしづかみ協会 代表
- 柔道整復師
午前中
起立性調節障害の人は午前中は調子が出ず、午後から体調が良くなることが多いため、昼夜逆転生活になりがち。
不調を緩和していくには、「午前中に起きる」ための工夫からはじめましょう。
午前中に日光を浴びる
午前中に日光を浴びると体内時計がリセットされ、生活リズムが狂いにくくなります。
朝食は塩分・水分を多めに
塩分と水分を補給することで血圧が安定しやすくなり、起床後の立ちくらみやめまいが和らぎます。
日中
日中は、だるさを感じてもできるだけ横にならずに過ごすことを目標にしましょう。
家事や作業などで手を動かす
家事などの日常的な作業は、自律神経の働きを整えるのにおすすめです。
苦手と感じる人も、少しずつやってみましょう。
歩く
日中の適度な運動は、自律神経のバランスを整えます。
カラオケなどで声を出す
思いっきり声を出すことで、自律神経を適度に刺激できます。
誰かに気持ちを話す
自分の気持ちを話すことは、自律神経を落ち着かせてくれます。
自然の中で過ごす
自然の中で過ごすことで、自律神経のバランスが整いやすくなります。
夕方〜夜
夕方以降はできるだけリラックスして、神経を刺激しないようにします。
夜にぐっすり眠るためにも、夕方以降の仮眠はできるだけ控えてください。
夕食は軽めにする
翌朝のスムーズな起床を目指して、夕食は食べすぎないようにしましょう。
お風呂・温泉で温まる
お風呂でのリラックスはからだを温め、働きすぎた交感神経をおさえてくれます。
湯たんぽを使う
布団に入ってからも、からだを芯からしっかりと温めましょう。
家族全員で早く寝る
起立性調整障害に悩む本人だけに早く寝ることを求めるのは困難です。
家族全員が早めの就寝・消灯をすることで、眠りやすい環境が整います。
その他 習慣にしたいこと
他には、
- からだを冷やさない
- 足裏を刺激する
- 深呼吸をときどき行う
- 整体院でアライメントを整える
などもおすすめです。
アライメントの専門家がいる整体院には、起立性調節障害を抱える方も来院されています。
「何をしてもどこに行っても良くならない」とお悩みの方は、一度相談してみてくださいね。