「未来整体研究会」代表理事&柔道整復師の倉です。
この記事では「肩こり」改善の秘訣をお伝えします。
「アライメントって何?」という方はこちらから
肩こりはなぜ起こる?
なぜ肩こりが起こるのか?
まずは「肩こりのメカニズム」を知ってください。
首の筋肉は、頭と腕を支えています。
頭の重さは4〜5kg、腕の重さは5〜6kg。
首の筋肉だけで、合計10kg前後を支えています。
正常な姿勢
首がゆるやかなS字を描いている状態(正常)では、頭と腕、両方を自然に支えられます。
姿勢不良(ストレートネック・巻き肩・いかり肩など)
しかしストレートネックになってしまったり、巻き肩・いかり肩になっている状態だとバランスが悪く、首の筋肉だけでは頭と腕を支えられず、周辺に負荷が。
この状態では、肩こりが発生します。
実際に、肩こりの症状が出ている患者さんのアライメントは、次のようなケースが多いんですよ。
肩こりに悩む人のアライメント
- 頭の位置が前へ傾いている
- 首がS字でなくストレート
- 頭の重さを首の筋肉が支えきれなくなっている可能性あり。(ストレートネックは、背骨・骨盤・ 足元のゆがみが原因の可能性も)
- 巻き肩・いかり肩
- 腕の重さを肩甲骨周辺の筋肉が支えきれず肩こりになっている可能性あり。(巻き肩・いかり肩は、背骨・骨盤・ 足元のゆがみが原因の可能性も)
- 猫背
- 骨盤が後ろへ傾いている
- かかとに体重が乗っている(不自然な姿勢)
肩こりの原因「無意識の習慣」と「負のループ」
このように現代人は、デスクワークやスマホの使用などにより、頭の位置が正しくない状態が習慣化することで肩こりがはじまるケースが多いようです。
肩こりに悩む人は、次のようなことが習慣になっているのでは?
心当たりのある人は気をつけてくださいね。
肩こりの原因となる習慣
- デスクワークやスマホ使用による長時間の不良姿勢
- 運動不足
- 寝不足
- 冷え
- 痛みやコリを回避するためのさらにゆがんだ姿勢
上記のような「無意識の習慣」が、肩こりの原因になってしまいます。
これらの「負のループ」のどこかを遮断しないことには、慢性的な肩こりは改善しません。
- 頭を後ろに伸ばすような姿勢や体操をする
- 同じ姿勢で長時間固定しないようにする
- デスクワーク中はこまめに立ったりからだを動かす
- 運動量を増やす
まずは自分でできることを意識して、「負のループ」を断ち切れるよう改善しましょう。
アライメントを整えて肩こりを解消しよう
アライメントを整える方法は…
アライメントを整える方法
- アライメントを整えられる整体院で診てもらう
- 「無意識の習慣」に日々気をつける
- 自宅でストレッチする
肩こり軽減ストレッチ「肩甲骨よせ」
では、アライメントを整えて肩こりを軽減するストレッチをしていきましょう。
1
両肩を後ろに寄せ、肩甲骨を背骨に寄せてから前に戻します。
10 回繰り返す。
2
右肩だけを前後に10 回動かします。
3
左肩だけを前後に10 回動かします。
肩を後ろに動かすときは、鎖骨を意識しながら胸をしっかり開いてくださいね。
短時間でできるので、1日に何度でも・気づいたときにしてみましょう。
このストレッチでは、胸を張ることができます。
猫背の人は、肩甲骨の硬さを感じられるはずです。
アライメントを整えるのに最も確実で効果を感じられるのは、アライメントを整えられる整体院で診てもらうことです。
その肩こりの本当の原因は、骨盤や足元のゆがみかもしれませんし、歩き方かもしれません。
どこに行ってもわからなかった ”肩こりの本当の原因” がわかれば、何度も繰り返す不調・痛みを断ち切ることができます。
整体院でのアライメント調整を、生活習慣のなかに入れることをおすすめします!