「未来整体研究会」代表理事&柔道整復師の倉です。
からだを整えるためのアドバイスを年代別にご紹介。
中学生(13〜15歳)編です。
健康なからだづくりには適度な運動が必須です。
しかし運動のしすぎも、からだに負担をかけてしまいます。
からだを整えるために気を付けるポイントを「運動不足の中学生」「運動しすぎの中学生」に分けてご紹介します。
運動不足の中学生の場合
適度に日光を浴びて、動く時間を増やそう
運動不足の中学生に、次のような症状が増えています。
運動不足による症状(中学生)
- 肩こり
- 起立性調節障害(朝起きられない)
「肩こり」も「起立性調節障害」も運動不足で起こりやすいため、歩いたり軽いストレッチをしたりなどからだを動かす時間を増やすことで改善しましょう。
また、朝どうしても起きられなくてツラい「起立性調節障害」は、自律神経の働きが悪くなっていることが原因。
自律神経の働きを改善するために、昼間に太陽の光を浴びる時間も増やしましょう。
近年、「起立性調節障害」が10代の若者に増えています。
脳血流の低下が関係しているとてもツラい病気なのですが、大人には理解しにくい場合も。
起きられないことを叱ったり気合いで起こさせようとすると、体調を悪化させるだけでなく精神的にも追い詰めてしまいます。
あまりにもツラそうな時は起床や運動を無理強いせず、病院での受診も選択肢に入れてあげてください。
家事を手伝ってもらう
料理・洗濯・掃除・ごみ出し・片付けなど、家事をこなすときは立ったり座ったりしながら様々な動きをしますよね。
いろいろな動きをすることがアライメントの形成につながります。
家事手伝いは運動不足の子どもにとって適度な運動になり、健康なからだづくりに効果的です。
家事は簡単そうに見えても、意外と体力や筋力、さまざまな動きが必要です。
運動が苦手な子どもも、家事ならできることが見つけやすい。
本人ができそうなことからお手伝いをお願いしてみましょう。
食事と勉強時に姿勢を正す
骨格や筋肉が成長段階にある中学生では、猫背になる子も増えてきます。
アライメントが整ったからだに成長するには、正しい姿勢の維持が基本です。
食事のとき、勉強のときなど、座っているときだけでも良い姿勢を意識するように心がけさせてください。
日常生活での動きを意識することが最も大切です。
体幹トレーニング「プランク」
運動不足の中学生は、体幹がフニャフニャしているケースが多いです。
体幹は、文字どおり「体」の「幹」。
体幹がしっかりしていると正しいアライメントを保ちやすくなり、不調が出にくいからだをつくることができます。
体幹を鍛えるのに有名な「プランク運動」は足を伸ばせるスペースさえあれば室内でいつでもでき、短時間で効果が得られやすいのでおすすめです。
体幹トレーニング「プランク」
- 腰が上がったり下がったりしないよう一直線を意識する
- 1回30秒〜3分、2セットを目安に
初心者は、まずは30秒から。
難しい場合は、ひざをついてもOK。
できるようになったら、3分を目指そう!
運動しすぎの中学生の場合
アライメントのチェックを頻繁に
運動をたくさんしている中学生は、足腰に負担がかかっています。
運動量が多いと、足部・ひざ・股関節に歪みが出やすいため、「 アライメントを歪ませていないか」をしっかりチェックすることが大切です。
アライメントの歪みに気づいたら、アライメント調整のできる先生がいる治療院で早めに調整してもらうことをおすすめします。
歪んだまま運動をし続けると、関節や筋肉に不自然な負担をかけ続けてしまい、ケガや不調が起こりやすくなります。
運動のパフォーマンスも下がってしまいます。
靴の減り方を日々チェック
毎日たくさん運動している中学生は靴の減りが早いので、靴の減り方でからだの使い方をチェックできます。
靴の内側や外側など、一部が極端にすり減っている場合は、アライメントが歪んだまま動いている証。どこかに過剰な負担がかっています。
放っておくと関節や筋肉に負担をかけて痛めてしまう可能性が高いので、早急にアライメント調整をおすすめします。
疲労骨折しないよう運動量を調節する
中学生は、筋肉も骨格もまだでき上がっていない成長段階。
毎日の部活などで疲労が回復しきれないままトレーニングを繰り返すと、疲労骨折の可能性があります。
また、アライメントが崩れたままでトレーニングを行うことや、フォームが悪いままで運動し続けることも、疲労骨折につながります。
疲れが取れないほどの過剰な運動は、かえって筋肉や関節を痛めてしまうためNGです。
「疲れを感じたら休むことも大切」と、子どもに教えてあげましょう。
アライメント調整は、下記の治療院で受けられます。
▼ ▼ ▼