「未来整体研究会」代表理事&柔道整復師の倉です。
からだを整えるためのアドバイスを年代別にご紹介。
小学生(7〜12歳)編です。
あらゆることが吸収可能な「ゴールデンエイジ」
小学生の時期は、あらゆることが吸収可能な特別な時期です。
「ゴールデンエイジ」とも呼ばれます。
7〜12歳頃は、全身のなかでも特にリンパ型が発達します。その変化率は、成人の約2倍。
子どもの回復が速いのは、リンパ型が急速に発達しているためです。
7〜12歳頃はあらゆることを吸収でき、回復も早い!
よく動き、よく食べて、からだの基礎をつくっていきましょう。
小学生の時期、アライメントのために気をつけること
小学生(7〜12歳)になると、子どもは一人で自由に動きまわります。
正しいアライメントを形成して健康の土台を作るために、下記のことを気をつけてあげてください。
屋外でたくさん遊ぶ
同じ姿勢を長時間とり続けると、関節や筋肉の動きが固定されて姿勢が固まってしまいます。
姿勢が固まると全身の流れが悪くなり、さまざまな不調を引き起こします。
子どもには公園や自然などでたくさん遊ばせて、いろいろな動きを体験させてあげましょう。
室内でだけでなく、公園や自然の中などで遊ぶことが
正しいアライメント(=健康の土台)を育みます。
正しく靴を履かせる
子どもは靴をきちんと履くことに気が回りにくく、いい加減に履いてしまうことも多いですよね。
「健康なからだづくり=正しいアライメント」は、足もとから。
足もとが不安定では全身のバランスが崩れ、骨格や筋肉がアンバランスになってしまいます。
すると、大人になってから、原因不明の不調に悩まされる可能性も。
毎回靴を正しくよう根気よく指導しましょう。
靴を正しく履くポイント
- 足にあった靴を選ぶ(つま先に1cm程度の余裕があるサイズ)
- バンドや靴紐をきちんと締める
「正しい歩き方」を身につける
「正しい歩き方」のポイント
- 足先が真正面を向くように歩く
- ドタドタ歩かない
アライメントが歪んで育たないように、真っ直ぐ歩かせましょう。
足先が外側や内側に向かないように意識します。
小学生におすすめ!アライメントを整えるエクササイズ
①その場で足踏み(もも上げ)
その場で足踏みをして、ももを高く上げましょう。
ももは、真っ直ぐ上に。
足指は下を向けず、ももと同じ向きに。
空いた時間に、1日に何度でも!
②かかと立ち(ペンギンさん)
「かかと立ち」の姿勢は、足首(前方側)の筋肉を鍛えられます。
アライメントが足元から崩れにくくなります。
③つま先立ち(キリンさん)
「つま先立ち」の姿勢は、足首(ふくらはぎ側)の筋肉を鍛えられます。
アライメントが足元から崩れにくくなります。
④ぞうきん掛け
お父さんお母さん世代なら、子どもの頃に経験した人も多い「ぞうきん掛け」。
最近では「時代遅れ」「今はお掃除ロボットがあるのに」などと言われがちですが、
実はぞうきん掛けは、全身の筋肉やバランス感覚を鍛えるのにとても良い運動です。
ぞうきん掛けの動きによって、特に体幹・インナーマッスルを鍛えられます。
自宅の廊下やリビングなど、子どもと一緒に楽しく、雑巾掛けができるといいですね。
⑤腕立て
「腕立て」は、肩甲骨まわり、腕の付け根を鍛えるのに効果的です。
ポイントは、 ひじを開きすぎない、脇を締める。
腕立てをしないと、子どもでも肩こりになる可能性が。
昭和以前に生まれた子どもは、ぞうきん掛けなどの動きが肩こり予防になっていたようです。